名古屋で人気のローストビーフ丼と言えば、「ロビコネ」や「レッドロック」が有名ですよね。
しかし、今回のターゲットはそんなメジャーな店とは一味違ったローストビーフ丼店を紹介します。
- エリア51は八田にあるローストビーフ丼の秘密基地
- 名古屋にあるローストビーフ丼の秘密基地攻略
- 再び「エリア51」へ潜入開始
- 名古屋にあるローストビーフ丼の基地「エリア51」潜入終了
- ローストビーフ丼・ステーキ丼 エリア51店舗情報
エリア51は八田にあるローストビーフ丼の秘密基地
「ローストビーフ丼 エリア51」
最近よく通る道の歩道に、一枚の看板を発見しました。
その看板は、こんな田舎染みた町には似合わないめちゃくちゃアメリカンな看板だった。
その看板には
- 「スタミナ足りてますか?」
- 「肉、足りてますか?」
- 「元気足りてますか?」
- 「ファイト!!! ローストビーフ丼」
などと、カラフルかつパワフルなセリフが書いてあり、ローストビーフ丼の写真と文字が私の目を釘付けにした。
歩道に設置された看板
この看板を出している店は「エリア51」といい、ローストビーフ丼とステーキ丼を提供する店らしい。
「ロッ、ローストビーフ丼だとぉ〜!」
「そんなことが現実にあり得るのか!」
「まさか、こんな身近な場所でローストビーフ丼を食べられる店が出来るなんて!!」
「信じられない!」
あまりに現実離れした嬉しい出来事だったので、私は一瞬パニックに陥ってしまった。
本当にこれは事実なのか。
「店はどこにあるんだ?見当たらないぞ。」
看板は出ているが、店がどこにあるかわからなかったので、信じられなかったのだ。
が、しかし、すぐにそれは事実だと分かった。
店は確かに存在した。
エリア51は八田駅付近にある小さなビルの二階にあった。
歩道の看板付近にあるビルの階段を登ると、真っ赤なドアがあり、ここが店の出入口の様だ。
私の記憶では、ここは昔カラオケスナックか何かだったところである。
目立たないところに出店したものだと感心しながら胸の奥で熱いモノがこみ上げてくる。
「こいつは行かない訳には行かんだろ!」
ということで、行って来ました〜。
ローストビーフ丼・ステーキ丼の基地「エリア51」へ
北側の壁面にある「ローストビーフ丼」の文字に思わず釘付け。
この階段を登った先に、「エリア51」の基地が存在する。
「エリア51」真っ赤な入口ドア。なかなか挑戦的だ。
名古屋にあるローストビーフ丼の秘密基地攻略
「エリア51」攻略作戦を遂行することを決意し、開店30分前の午前11:00頃に店の前へ。
駐車場があることは知っていたが、詳細な場所は分からなかったので、開店ギリギリに行ってテンパらないよう早目に到着することにした。
それに、(一応)地元の人気店ということもあり、他の者に駐車場を奪われる危険性があったので、作戦成功の為にも早目に配置する必要があった。
ミッション:「エリア51」の駐車場を探せ
駐車場の詳細な場所については、店が入っているビルの一階 階段横に大味の案内板(?)がある。
案内板が大味過ぎて、若干探しました。笑
近鉄のガード沿いを西に進むと、南側に緑のフェンスで囲まれた月極駐車場があり、エリア51の駐車場はここの3、5、7、12、13番です。
赤く塗られたコンクリートブロックが目印。芸が細かい。
何とか駐車場に到着することができた私は、開店五分前まで車の中で待機。
頭の中はローストビーフ丼の事でいっぱいだ。
「かぁ〜っ!待ちきれん!早く食べたい!」
頂点に達した興奮を抑えながら、その時を待つ。
そして、遂に 午前11:25 ジャストタイムだ!
作戦開始!!
ミッション:秘密基地「エリア51」に潜入開始
待ってろよ!ローストビーフ丼!
私は車から降りると、駐車場からガード下を早足で歩き店の前へと進んだ。
しかしここで若干の違和感を覚えた。
なぜなら、開店直前だというのに、いつも歩道に出ている看板がない。
「これは、おかしい。」
「今日は休みか?イヤ、定休日は木曜日のはずだ。」
色々考えた末に、私は最悪の結論に達した。
「まさか、臨時休業?」
そんなはずはない!
私はその悪い予感を払拭する為、ビルの階段を駆け上がり、店のドアの前にたどり着いた。
が、ドアの前に立ったその瞬間私は、撃ち砕かれた。
「臨時休業」
しばらく立ち直れなかったが、私にはどうすることもできないレベルの話なので、作戦は中止となった。
ミッション:秘密基地「エリア51」に潜入失敗
やっぱり手ごわいぜ。
臨時休業に泣かされた私は、翌日もローストビーフ丼の事が忘れられなかった。
寝ても覚めても頭の中に、ローストビーフ丼の映像が浮かび、肉に取り憑かれていた。
ローストビーフ丼の事が頭に浮かぶと何も手に付かないのだ。
かなり「ヤバイ状態」だった。
臨時休業の影響で禁断症状が出始めた私は、遂に凶行に及んだ。
「今日ローストビーフ丼を食べなければ、俺は絶対ダメになる!!」
再び「エリア51」へ潜入開始
午前11:25
気が付いたら、私は「エリア51」の前に立っていた。
目の前には「ローストビーフ丼」の輝かしい看板が出ている。
今日は臨時休業ではない。
「今日は食える!」
開店1分前。
私は階段下で戦闘態勢に入る。
午前11:30
臨戦態勢の整った真っ赤なドアが開き、大将が現れた。
「突撃!」
私は一目散に階段を登り基地へ到着。
店の中には、マスターと店員の女の子とおばちゃんしかいない。
基地の中は、想像した通りアメリカンダイナーの様な感じで、アメリカンなカウンター数席と、少しのテーブル席。夜はBARになるようだ。
俺の好きなオールドな感じ。
いいねぇ〜この雰囲気。
私はカウンターの壁際、一番端っこに座ると、ゆっくりと水を飲む。そして大将に
- ローストビーフ丼 (大) 1050円
を注文した。
大将は笑顔で注文を受け付けると「ヨーグルトソースはかけてよろしいでしょうか?」と一言。
私はマスターに承諾した。
ヨーグルトソースはあまり好きではないが、何事も体験する事が大事だ。
さてさて、どんなモノが来るのか楽しみである。
待っている間、メニューを見ていると続々と潜入者がきた。
- 主婦軍団
- サラリーMan
- 学生人
- 謎の人物
一瞬で席が埋まる。やはり地元の人気店なのだな。
皆、標的はローストビーフ丼のようだ。
「お待たせししました!ローストビーフ丼(大)です!」
「ナニぃぃぃぃ!」
「バカな、もう到着だと!?早すぎる!!」
完璧に不意を突かれた。
まさかこんなに早く着丼するなんて思わなかった。
しかもなんて美しいんだ!
この輝き!
この眩さ!
卵黄、ローストビーフ、ヨーグルトソース、レタスの色彩が黄金比となっていて非常に素晴らしい。
よーし!実食だ!
いただきまーす!
まずは、カウンターにあるソースを選ぶ。
- オニオンソース
- 柚子胡椒
- ガーリックソース
- わさびソース
まずは、基本のオニオンソースを垂らして攻めてみる。
ヨーグルトソースとオニオンソースの重なりが美しい。
ソースは醤油ベースの濃厚なものの様だ。
各ソースを楽しみたいので、卵黄を崩した後は少しずつローストビーフを剥がして食べた。
それでは待望の一口目。
「うっ、うまぁーーーい!!」
思わず笑顔になりますね〜。
肉は想像以上に柔らかくて、しっとりジューシーだ。
牛肉の旨さがしっかりと閉じ込められているローストビーフだと実感。
口の中で、牛肉の旨味と甘さが溢れ出してきます。
新鮮!
イオンの「ローストビーフ星」が、おもちゃに感じるほど美味しい。
オニオンソースも濃厚で肉を引き立ててます。
ローストビーフと相性が良すぎです。
「これはうまいわー。」
思わず独り言をつぶやいてしまった。
感動。
次はこの肉をご飯と一緒に食べたくなったので、ご飯に巻き付いた肉を剥がしてみることに。
しかし、剥がしても剥がしても一向にご飯に辿り着けない。
何という肉のボリュームだ!
肉を惜しむ姿勢は全くない。
肉を取り除くが、ご飯にたどり着けない。
肉を剥がし続けると、ようやくご飯にたどり着いた。
肉の下に隠れたご飯は若干固めに炊かれている感じで、味付けはしていない。
よって、ソースをかけて肉と楽しむことになる。
今度はご飯と一緒にガーリックソース、わさびソース、柚子胡椒を順番に試す。
ガーリックソースは、ガーリックの風味がよく出ていて、オニオンソース同様に美味い。
わさびソースは少し残念な感じ、わさびらしさが足りない様な気がする。もう少しワサビが効いてるといいね。けど、ママ友軍団にはちょうどよさそうだ。
柚子胡椒はブレがない感じで、風味はオーケー。
という事でわさびソース以外ならどれでもありです。
個人的にはオニオンソースが好みだな。
オニオンソースと ブラックペッパー多めがオススメ。
あっ、そうそう、ヨーグルトソースは美しいのですが、いまいち美味しくないと思うので、好きな人以外はかけない方がいいと思います。
名古屋にあるローストビーフ丼の基地「エリア51」潜入終了
一通りソースをかけると自然と食べ終わった。
胡椒の効いたコンソメスープを最後に飲み干してフィニッシュ。
ごちそうさまでした。
感無量。
値段以上の価値があった。
豊橋市の「おぜんや」に比べると、どうしても少し劣るが、それでもこの八田周辺ではピカイチに美味しかったと思う。
美味であった。
再訪はありですね。
今度は違うメニューを試したい。
そういえばマスターが主婦軍団に「オススメは何か?」と聞かれた時に、ローストポーク丼がオススメと言っていたな。
マスター曰く、
「常連さんは、大体ローストポーク丼を食べてますよ。見てください、豚肉をこんなにピンク色の状態で食べるのですから、しっかりとした品質管理がされてる証拠です。だからウチのローストポーク丼は美味しいんですよ。」
と。くっ!敵を見誤ったか!
確かに豚をローストポークで食べるにはそれなりの肉質と品質管理が必要だろう。
うまいに決まっている。
次はローストポーク丼を倒しにいくか!
ミッション:「エリア51」潜入捜査完了
ローストビーフ丼・ステーキ丼 エリア51店舗情報
[住所] 名古屋市中村区並木二丁目309八田駅前プラザ2階
[電話] 052-419-5040
[営業時間] 11:30~14:00 17:00~21:30
[日曜営業] 定休日 木曜日