九六亭の鶏白湯ラーメンのグルメレポです。
名古屋市中村区の烏森(かすもり)というマイナーな地域に、最近おいしい店ができたらしい。
そんなウワサを聞いて早や数年が経過し、今回ようやくウワサの店「九六亭(きゅうろくてい)」を攻めることができました。
さてさて、どんなお味のラーメンでしょうか?
九六亭の駐車場は?
九六亭は近鉄烏森駅からちょこっとだけ歩いた佐屋街道沿いにあります。
駐車場は完備してませんが、パーキングの割引がある模様。
ちなみに路駐はできませんよ。
だからパーキングサービスなんです。
佐屋街道は交通量も多いし、道幅狭いので店の前に路駐したら一撃で当てられますし、通報されてしまいます。
大人しくパーキングに止めるか自転車か歩きで行ってください。
自転車も止めるのが大変でした。
しかし交通手段さえ押さえてしまえば、あとは入りやすい雰囲気のお店です。
昔ながらの下町のラーメン店といった感じで、佐屋街道から一歩踏み出せばそこには懐かしい光景が広がります。
九六亭の店内の様子
佐屋街道からドアを開けるとすぐ店内。
一気に独特の白湯の香りが鼻を刺激します。
「どこでもドア」をくぐったらこんな感じになるのかなぁ、とか考える暇も無くカウンターが目の前に。
店内は非常に綺麗で好感が持てます。
大将と女将さん、夫婦?二人で切り盛りしてるようですね。
一見(いちげん)の私を常連らしい人がジロジロ見てきます。
「そんなにじろじろ見るんじゃねぇよ!」
と言いたいのをこらえて着座。
店の座席は、カウンター6席、4人がけのテーブル席が1席。
狭い!
が程よく狭くて良い感じ。
券売機もないし、ストレスを、感じずに済みますし、招福軒の狭さに比べたら天国ですよ。
ただ常連の方の視線が近い・・・。そんなに見ないでください・・・。
カウンターに座った私は、早速メニューを探すが、それらしいものは無い。
「えっ?無いの?」
と少し焦りながらキョロキョロしてると、ボードにメニューがあったので一安心。
読みづらかったが、ボードを必死で解読し、一番無難な
鶏白湯醤油味 750円
を注文。
もう少しゆっくりメニューを見て選びたかったが、見にくい上に読みづらかったので、無難なところでコレに決定。
それに、
「九六亭」は「鶏白湯がおいしい」
という前評判だったので、どんなものか試すにはこれで充分ですよね。
それでは待ちましょう。
九六亭の鶏白湯醤油ラーメンを実食
待つこと5分程で着丼。
来ましたよ!知多半島の名店「麺屋一八」を彷彿させるビジュアル。
こいつは期待できそうだ!
高まる期待を胸に実食に入ってみましょう!
いただきまーす!
「うーん、まずまずの味ですな」
うまいんですが、期待が大きかっただけに・・・ですかね。
鶏白湯の濃厚な味わいは出ているのですが、最後の一味が足りないと言うか、麺とスープが一体となる何かが無いと言うか・・・。
とにかく何かが物足りないんですよね。
繊細な味付けだと言うことはわかるんですが、アッサリすぎるような印象を受けました。
私が濃厚なラーメンを好きなのが原因かもしれないのですが、軽くて物足りないと言った印象を受けるラーメンでしたね。
濃厚すぎずあっさりタイプのラーメンが好みの方にはツボかもしれません。
私には、ヤミツキ感は無かったですね。
九六亭の鶏白湯醤油ラーメンを分析
鶏白湯醤油ラーメンの麺
麺は若干太めの縮れ系。
コシは少なくやわらかめで、がっつりスープに絡んだ麺を啜るというよりも、スープスパのように蓮華にスープを絡ませながら食すと美味いといった感じだ。
麺そのものにも、旨味があり、隠れた名店と言われるだけはある。
意外と女性ウケするラーメンかもしれない。(この店に入る勇気のある女性がいればの話だが・・・)
鶏白湯醤油ラーメンのスープを分析
この店のウリである「鶏白湯スープ」はたしかに濃厚だが、濃厚スープが大好きの私にはアッサリの印象が強かったです。
鶏白湯の奥深さは感じられますが、醤油との配合を変えることでさらなる高みにたどり着けるような気がします。
まだまだ可能性を秘めたスープでしょう。
鶏白湯醤油ラーメンの具材を分析
メンマと味玉
メンマと味玉は程よい味付けで、安心できるおいしさで、単品で食べても満足できます。
また、味玉の茹で加減は絶妙すぎて感動しました。
チャーシュー
チャーシューは豚と鳥むね肉の二種類ですね。
鳥むね肉は柑橘系?でアレンジされ、豚チャーシューは油なしのアッサリ肉です。
塩加減がまたスープと絶妙なバランスが取れていて、これだけで酒が呑めそうです。
丁寧に仕上げられたチャーシューで系統的には中川区の名店「紫陽花(あじさい)」のチャーシューに似ていますね。
豚バラの脂身たっぷりチャーシューを苦手とする私の嫁にはかなりウケのよさそうなチャーシューですね。
鶏白湯醤油ラーメンの辛味調味料を分析
カウンター上にある「辛さ一番」と言う調味料をかけて見ました。
スープの中で ほどよく混ざり合っていきます。
これは、見た目ほど辛くはなく、このくらいの量だと鶏白湯スープに軽くアクセントをつける感じです。
私の好みでは、辛味噌を使って、ラーメン自体にもガツンとしたくるようにアレンジしてみたいですね。
まだまだ改良の余地はありそうです。
九六亭の鶏白湯ラーメンのまとめ
やさしい塩加減、鶏白湯スープのコクが生きたラーメンと言う印象でした。
でも、私にはコクと塩加減のバランスのマッチ感が物足りないので、こんな感じのラーメンはヤミツキ感が出にくいと言うのがセオリーです。
今後はヤミツキ感を出すアレンジに挑戦していただけたら幸いです。
尚、ここは非常に美しいラーメンなので、一度は行ってみる価値はありますよ!
女性の方にもウケがよさそうなので、カップルでいかれるのもいいかもしれませんね。最初は入りづらさを感じるかもしれませんが、常連にでもなると逆にそれが居心地の良さになりそうですね。
ごちそうさまでした。
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九六亭(きゅうろくてい)店舗情報
【住所】名古屋市中川区松葉町2-28 サンフタミ小林ビル1F
【電話】052-364-7538
【営業時間】11:30 〜 14:00 18:00 〜 23:00
【定休日】毎週日曜、第三月曜日